しっかり者になりたい

はぁっ・・・==3
前々からわかっていた事ですが、私ってつくづくアホ。


本日仕事終わりがいつもよりだいぶ遅く、疲れきって地元の駅に着いた私。
そんな私の目には、普段は素通りするケーキショップがとてつもなく魅力的に見えました。
「寄っていきなヨ・・・」
あぁん。そんなぁ。
・・・誘われるがまま店内に入ってしまいました<(*´∀`)
営業時間も残り30分ちょっとの店内はガラすきで、居心地のよさそうなソファ席が空いてるじゃあーりませんか(・∀・)
まだケーキも選んでないのに、既に気持ちはソファへまっしぐら。早く座らせておくれぇ〜
という事で、ブレンドコーヒーと、直感で「コレしかない!」と思ったケーキをサクっと注文しました。
レジのお兄さんは笑顔で対応してくれ、まずトレイにコーヒーが。
ケーキ!ケーキ!!ケェーーキィー!!!
早くケーキを下さい!
と内心ソワソワしている私に、レジのお兄さんが申し訳なさそうな顔を向けてきました。でもちょっと半笑い。
!?なんだよ??
「お客様すみません・・・。ご注文のケーキですが、先ほどのお客様で最後になってしまいました・・・」


(゜Д゜ )ポカーン
あぁん!!??
最後ってどういうこっちゃねんっ!!
相変わらず半笑いのレジ男に殺意を込めた怒りの眼差しを向けながら、記憶を辿りましたよ。
・・・・・・。
そういや店に入った時、お土産用でケーキを選んでるオジサンがいたような・・・。そして私が一目惚れしたケーキは確かに1コしかなかった・・・_| ̄|○
えぇ〜〜〜〜
でもさぁ〜なんでそのオッチャンと見事にオーダーがカブるの!?だって他にもケーキいっぱいあんじゃん!
自分の、あまりのタイミングの悪さというか運の悪さに、怒りつつ呆れ返る私。
「もしよろしければ、他のケーキでも・・・」
うっさい黙れ!半笑いめっ!!(`д´)
お前は何も悪くないが、今はそのヘラヘラした顔を見たくないんじゃ!!
・・・でももうケーキ用に出来上がっていた私の胃の事を考えたら、ここはやはり他のケーキで満たすしかないか・・・(´n`)
笑い男にイライラしながらも、他のケーキを見てみましたよ。
でもやっぱり最初に選んだあのケーキ以外に、私の気持ちを揺り動かすものはありませんでした・・・。
気が進まないままケーキを食べても仕方ない。
「もういいです(怒)」
申し訳なさそうな顔が尚更腹立たしいレジ男にそう言い残し、さっさと店を出ました。
くそー!疲れた体を甘いケーキで癒したかったのに!!
怒り覚めやらぬまま時間待ちをしているバスに乗り込み、心を落ち着けようと読書し始めてみました。
ふぅー。とようやく落ち着きかけた時。
・・・私、何か忘れてる。
!!!
お金だぁーーーっ!!
注文した時に支払ったお金、返してもらってねーーーーーーーーー!!!
どうしようどうしよう(゜Д゜;≡;゜Д゜) お金返してもらいたいけど、でもあんだけ颯爽と店を出て行った女がノコノコ戻って「あのぅ・・・」とか言い出すのもカッコ悪いしなぁ!
あぁ〜どうしよ〜〜〜とソワソワしている内に、出発時間になったバスのドアがプシューと閉まってしまいました。
・・・(゜Д゜)・・・
無銭飲食ならぬ、支払無飲食。
帰りのバスの中では読書どころじゃなかったのは言うまでもありません。


心底、自分で自分がイヤになりました(TДT)