ナナシ ノ ゲエム 〜クリア後感想〜

ようやくクリアー。かなり短いゲームなのにもかかわらず時間かかってしまったのは私がビビリだから。やっぱり病院での躓きがデカかった。
ギャーギャー言いながらクリアしてみての感想。
まず、怖さレベルではトップクラスに入るんじゃないでしょうか。ホントに。その牽引役は間違いなく、音。夜中にイヤホンつけて一人でやったら発狂〜〜〜ぅwwwってくらい音が怖さレベルを引き上げてます。言うまでもないけど、もちろん、お化け屋敷的な脅かし演出もね。
で、そもそも私がこのゲームに惹かれたのは、『呪いのゲーム』として配信されてくる昔懐かしの2D画面のゲーム。もっともっとこの2Dゲームをプレイ出来るかと思ってたんだけど、そこは期待ハズレで、任意で起動・プレイ出来る仕様でなかったのは残念だった。あと、現実世界でのプレイヤーの散策行動も、もっと幅広くいろんな物を調べたり出来れば良かったのに。容量が足りなかったのか、遊びの部分が一切なかった。冗談ではなく、ホントに一切なし。常に一本道で、“やらされてる”感じ。一本道なのもやらされてるのもいいんだけど、途中でちょいちょい遊ばせてくれるくらいの余裕は入れて欲しかった。
ストーリーはあまりにも短くて、良いとも悪いとも・・・。てか、前述のとおり“作業感”たっぷりなのと妨害してくるお化けどものおかげで、自分が本来何を目的としてその場所に行ってるのか途中でわからなくなる。いや、どうでもよくなる。目的のアイテムを手に入れたり、場所に行ったりして初めて「あ、そっか。これが目的だったんだ」とかすごく多かった。『呪いの謎を解く』ゲームではなく、『お化けから逃げる』ゲームだね、これ。こちらが頭を使って解く謎なんてものはなく、唯一の使いどころはお化けからの逃走方法だもんヽ(´ー`)ノ あぁ・・・でも最後の岬ではヤラれた。攻略サイト様を見てなかったら何度も時間切れでゲエムオーバーになってたね。
巷では操作性が悪いとか言われてるし、自分でも言ったし思ったけど、あの動かしづらさもまた恐怖の演出としては高得点を付けざるを得ない!悔しいけど、追っ駆けられてる時のガクブルは異常だった。普通の曲がり角すらうまく曲がれないとかw
なんだかんだ言いつつ楽しませてはもらったので、なんとか改良して続編なり別物でも良いから似た作品だったりを作ってもらいたいな。あの、現実世界と2Dゲーム世界の交錯は面白いと思いますよ。
総じて、いろいろ惜しいゲームだったな、と。
しかしどうやら2D世界でアイテムを一個取り逃したらしく、グッドエンディングではなかったみたい。でもそのEDを見たいが為にもう一度やる気はないね。


怖さで涼しくなるどころか、心拍数上がって余計アツくなった盛夏の入りでした。