アイ・アム・レジェンド

試写会のお誘いをいただき観に行ってきたのですが、ただの試写会ではなくジャパンプレミアという大々的なイベント。来日しているウィル・スミスや監督、脚本家の舞台挨拶まで見れちゃいました。ウィル、めちゃくちゃカッコイイ!そして頭ちっさ!やたらハイテンションではしゃぎまくりの子供みたいでした。
私はCMでしか映画の情報を知らないしあらすじとか全く調べないまま観に行ったのですが・・・むーーーん・・・心臓に悪い映画でした。ひと言で『おもしろい』とか『いい』とか言えないです。深くて重い、っていうのが正直な感想かな。でも決してつまらなくはないし、クソでもない。お金払って映画館で見る価値のある映画だとは思います。あの迫力はやっぱり映画館で堪能しないと。ただ、心臓に悪いと言ったように、おっかなビックリなシーンが多いので苦手な人はやめた方がいいかも。
以下ネタバレですので、映画を観ようと思ってる方はご注意。
CMで、ヘリがミサイルで橋を落とすシーン見たから戦争的な話かと思ったら、バイオハザードアウトブレイクみたいな感染モノだったとは。しかし正確には『生存者1人』じゃないじゃん。めちゃいっぱい生き残ってるやんけー。『人間』ではなくなってるけど。
っで、よくわからないんですけど。なんでロバートの家は今まで何の襲撃も受けず無傷だったのでしょう。闇の住人がロバートの家の近くにはいなかったって事?でも最初の方で、夜になると外で『何者か』が騒いでる音が聞こえたよね。たとえ夜の間シャッター下ろしたり気配を消したりしても、昼間にあれだけ出入りして音立ててれば、隠れ住んでる闇の住人たちも気付くでしょ。なんで3年間も無事でいられたのかがわからん。
説明不足でよくわからないところはまだあって、アナ(だっけ、あの女性)がものすごい神がかりな事を言ってますよね。生存者の村があるって。何かの確証に基づいて言ってるのかと思いきや、結局最後までどうしてその村の事を知っていたのか詳しい説明はされず、『神様の計画』で片付けられた模様。いきなり出てきて神様、神様って連発されたのにはちょっと引いた。細菌感染という超現実的な物語を突きつけておきながら、いきなり神様の存在を強調されても・・・ねぇ。
そして、ここ笑うところ?ってすっごい困ったのが、アナやあの子供と食事してる最中の事。ガッシャーン!ってせっかくのご飯ごとお皿ブン投げた後のセリフが「とっておきのベーコンだったんだ!」・・・エッ(゜Д゜)!?・・・いや、多分『人間』と接するのが久し振りでどう会話していいかもわからず、しかも混乱してるから何を言えばいいのかっていう葛藤の末のセリフだったってのはわかるんだけど・・・なんでベーコン。いやいや・・・やっぱりアメリカンジョーク的なもんで、笑うべきところだったのかしら(笑)
結論から言ってしまうと、なにもロバート殺さなくてもいいじゃーんて事。サムまで(`Д´) もーサム死んだ時悲しくて仕方なかったよ!!とっても可愛くて賢かったのに・・・。あの2人には生きて『伝説』になって欲しかった(泣) あの壮絶な爆死のおかげで、観終わった後はしばらくショック状態から抜け出せませんでした。まぁアナと子供が生き残り、託された抗体と共に『生存者の村』に行き着けただけでも希望のある終わり方だったのかな。。。