戦後60年特別企画“ヒロシマ”

今日はすごいぞ。戦争特番が2つも。
先日の『二十四の瞳』といい、これといい、そして本日21時からの『火垂るの墓』といい、やはり日本の夏は戦争特番ですね。


どんな資料より、再現映像より、実際に被爆された方の話が一番生々しく、一番怖い。悲しい。
話を聞いて、申し訳ないけど気分が悪くなってきた。
原爆が投下された直後の広島を想像してしまう。
でも、きっと私の想像なんかより、もっともっと地獄絵図のような惨状だったんでしょう。いや、それ以上か。


私の祖父も祖母も戦争経験者。
祖父は結構ハードな経験をしていて、志願兵として戦地へ赴き、やがて捕虜となりシベリアへ連行され、そこで飢えと寒さに耐えながらなんとか生き抜き、そして帰国。
このおじいちゃんがかなりの話し好きで、夏休みに山形へ遊びに行くと、必ずと言っていいほど戦争の話を聞かされるのだ。
しかも、寝床で。
寝物語に、やれアメリカ兵を何人撃ち殺した、やれ戦友がどんな風に死んでいった、シベリアでの捕虜生活などを延々と話し続ける。
・・・怖くて寝れねぇ。
小学校低学年の時はただビビりながら聞いていたが、高学年になるにつれ漸く“逃げる”コマンド修得。ついでに、“ばあちゃんにチクる”というアビリティも覚えたので、いつの頃からかそんな話も聞かなくなってしまった。
でも、おじいちゃんの話をまたじっくり聞きたいなと思う。
直に戦争を経験した人でないと語れない話、思い、そんなものを聞いてみたい。
私は実際に戦争を体験したわけではないけど、おじいちゃんから聞いた悲惨な戦争の話・命の重さを、いつか自分の子供や孫に伝えていかなければ。
決して憎しみを教えるのではない。
悲しみ、むなしさ、そして平和の大切さといったものを教えていくのが、私たちの義務です。


ちなみにうちのおじいちゃん、ハリウッドの戦争映画が大好き。
見ながらひと言。
「やっぱアメリカはスゲェな!」