姑獲鳥の夏(本)

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

首痛くて出歩けない為、一気に読破。


難しいっ!
とにかく京極堂のウンチクがやたら長くて難しいよヽ(´Д`;)ヽ
ただそのウンチクのおかげで、これ一冊を読み終える頃には、自分がまるで博識になったかのように錯覚できる。
それくらい、ものすごい量の情報を詰め込んだお話だと思う。
でも残念な事に怖さはない。ん〜。


確か私も何かの本で読んだことがあった。
人間の脳というのは、知覚したくない事、“あるはずもない”と思っている事を無意識に削除してしまい、それが視覚に影響を及ぼす。すると、見たくないもの、ないと思っているものは目に入らないとか。つまり、そこに確かに存在するもの・人であっても、脳が拒否してしまうと見えなかったりするんですって。
密室のヒントはソコですね。
見える人、見えない人、見たくない人。


「この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君」
脳の仕組みが不思議でなりませんが、どうでしょう・・・?