20世紀少年13〜22巻、21世紀少年上・下巻

かなり駆け足で最終巻まで読みました。散々、グダグダとか、ペースが乱れる、とか言ってきたけど・・・あれ?そんなことなかった。結構キレイにまとまってるじゃん。なんだなんだーごめんなさいね。ただ、一見意味ありげなのにあまり必要のないシーン、人物描写が多いな、と。遠まわし過ぎ、煙に巻き過ぎ感はやはり否めない。それがグダグダ、ペース乱れと見せてたのかな。
さて。ざっと読んだ後、いろいろな考察サイトやら感想やら見てみました。
そこでおぉっ!と思ったのは
フクベエ・カツマタ双子説
この説、私、とても納得。あり得る設定だと思う。
これを踏まえ、ここからは完全に私の勝手な想像。
カツマタ君は本当に超能力を持っていた。
しかし双子の片割れであるフクベエは持ってない。でもフクベエの娘であるカンナには超能力がある。あ、カンナの父親はフクベエで間違いないと私は考えてます。
それでフクベエはものすごいコンプレックスを抱くわけですよ。自分にもあるはずだ、って。それで理科室の実験とかやっちゃったんじゃない?都合のいいときだけカツマタと入れ替わってスプーン曲げさせたりして。
あと、“ともだち”の団体(サークル)を最初に作ったのはカツマタなんじゃないかな、とも想像。でもそれをフクベエに「お前ナニ俺の知らないところでコソコソやってんだよ、面白そうだから俺も入れろ」的に利用されて、結局“ともだち”の座を乗っ取られた。でも2015年の理科室でヤマネがフクベエ殺してくれたから、しめしめ、と二代目“ともだち”として返り咲いた、とかどうですか。
ただ、これはカツマタとフクベエを入れ替えて想像する事も可能なんだよね。上記が全部逆。真実は浦沢直樹しかわからない・・・。
最後にすごく簡単な疑問が。カツマタはなんで、あのバッジを盗んだのがケンヂだったって分かったんだろう。自分が犯人でした、って告白したのはヴァーチャルアトラクションの中でだけだよね。現実のケンヂは(それを告白できなくて)ずっと後悔してたって言ってるんだから、ケンヂからカツマタはもちろん、周囲に吹聴した事はないはず。
じゃあ誰が?やっぱりカツマタが超能力使ってどうにかこうにか突き止めたんだろうかね?わからんですよー。
むう・・・全巻読み終わったのにモヤモヤする。
個人的に、ドイツのポップさん夫婦とペーター(ピーター?)が生きてて嬉しかった。

21世紀少年 上―本格科学冒険漫画 “ともだち”の死 (ビッグコミックス)

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21世紀少年 下 (2) (ビッグコミックス)

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